| 過去に「リレーエッセイ」掲載されたエッセイです。 | ||
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| 今、所沢で企てていること |
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早稲田大学人間科学部 |
| スポーツ科学科教授 宮内孝知 |
| 2000.2.21 |
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去る2月5日、早稲田大学人間科学部の施設をお借りして、所沢市西地区総合型地域スポーツクラブ(通称:WASEDA Club 2000)の設立総会及び記念パーティーを開催した。 「総合型地域スポーツクラブ」については、多くの会員が既にご存知であろうし、多言を要しないであろうが、それに対する私どもの取り組みの経緯について若干述べさせていただくことにする。「エッセイ」としては少々異質なものになるかも知れないが・・・。 総合型地域スポーツクラブが、地域のスポーツ振興に大きな役割を果たすであろうことは確かである。それ故に、文部省も平成7年にモデル事業を立ち上げ、国や地方の行政としての協力・支援を明確にした。このことによって、その後の多くの地域スポーツ振興計画の重点施策として、その育成・支援が唱われることになった。 ところで、私の勤務先は、創立100周年事業の一環として所沢市の西部に1987年に設立され、以来スポーツ科学に関する様々な研究・実践を行ってきたが、その成果の学生や地域社会への還元は、必ずしも充分とは言えなかった。そこで、教育環境の充実(スポーツ科学に関する実践研修の場の提供)、研究環境の整備(スポーツ実践の効果検証フィールドの創出)、成果の還元(研究・教育活動の成果のスポーツ界、学界、地域社会への提供)の機能を果たすことを目指す「ワセダスポーツアカデミー(WSA)」を構想した。 WSAはいくつかの事業で構成されるが、そこには「オープンキャンパスプロジェクト」と「フィットネスファームプロジェクト」がある。前者は「グローバルな広い視野でローカルな魂、建学の理念」の改革コンセプトの下、文字どおり「地域に開かれた大学」を目指すものでもある。後者はスポーツ実践やプログラムの開発及びそれらの検証の場となるものでもある。 こうした構想や事業を検討する中で、この両者を合わせて研究と実践とを有機的に連携させた事業を展開することが企画され、それは「早稲田スポーツフィットネスプログラム」として結実し、今年度中に開催されたウォーキング教室、体力つくり教室、フィットネス教室、太極拳教室等に約700名の地域住民が参加したのである。こうした実績を踏まえ、このプログラムを基盤にしながら「総合型地域スポーツクラブ」の設立を所沢市と準備したのである。すなわち、私どもを中心とした同クラブの設立運営は、そのモデル構築における新しい試みであり、その成果は広く地域スポーツ振興の理論構築に役立つものと自負している。 しなしながり、現在は、設立総会を開催したに過ぎない。正にスタート地点に就いたところである。全てがこれからである。私どもは、「スポーツ活動について、地域住民と共に考え共に学び共に研究する」中から「新たな大学像」をも見いだしていきたいと考えている。 前回のエッセイで鬼塚会長は「我々スポーツ産業人は、進んで老若男女が自由に参加できるコミュニティ総合スポーツクラブの設立を推進し、スポーツを通じて地域社会に貢献してゆくことが21世紀への課題であります」と述べられてておられたが、それは学の課題でもあろう。 私どもの新たな企てについて、多くの会員のご指導・ご支援を切に願うのである。 |
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