過去に「リレーエッセイ」掲載されたエッセイです。

                                       
オリンピックの野球チーム
株式会社マイ・エス・スポーツ
代表取締役社長 林 裕三
1999.11.11


 ソウルでのアジア予選で、日本の野球がシドニー・オリンピックへの出場権を獲得しました。予選とは言え注目を集めたゲームで、事実、テレビ観戦もスリリングで楽しいものでした。そこで、シドニーの本大会はどうするのだろうと気になります。
 「プロの最強チームでシドニーに行くべきだ」という意見に対して、「今までオリンピックを目標に努力してきて、ソウルの予選を戦ったアマの選手が本大会へ行けなくなるのは気の毒だ」という意見もあります。
 この二つの観点では、オリンピックを目標にして競技している選手やコーチには、比較的後者の意見が多く、一般のスポーツ観戦ファンには前者の意見が多いようです。
 「最強チームでのぞんで、活躍すれば国内の野球人気が一層高まるからペナントレースより、オリンピックを優先すべきだ」という意見や、「最強チームで大敗したら、日本の野球にとってマイナスだから、最強チームで行けば勝てただろうにというエクスキューズを作っておいたほうがよい」さらには、「プロはペナントレースという本来の仕事を優先させるべき」等、色々な意見もあります。こうなってくるとまさにマネジメントの関係するテーマです。
 学会員の方々、自分のまわりのいろいろな立場の人達に「シドニーの野球は、最強チームで行くべきか否か」問いかけてみて、今秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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