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プロジェクト研究−I 地域におけるマルチスポ−ツクラブの研究 | ||||||
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1.マルチ・スポ−ツクラブ研究の経緯と焦点 本プロジェクトは、地域におけるマルチスポ−ツのモデルづくりに焦点を当て、その意味と機能及び実践的な展開策・支援策の研究をとおして、スポ−ツ産業とのかかわりの必要性と可能性を究明するものである。これまでの平成8年度及び9年度の成果をふまえて、10年度は設定した基本的な理念モデル(昨年度学会大会で報告)を本拠にして、特徴的な事例を分析し、新たなスポーツ需要及びその可能性と課題について考察し全体のまとめとした。 2.平成8年度及び9年度の研究活動の概要 以下の視点・内容を設定し、それぞれのグル−プによる具体的な研究を中心に活動した。全体での研究会において、各グル−プでのそれぞれの研究状況・内容を調整しながら研究した。 (1)マルチスポ−ツの概念、マルチスポ−ツクラブの概念 (2)地方分権時代に向けた社会理論(地域のあり方論等) (3)スポ−ツ振興のための新たな組織論、政策論 (4)スポ−ツビジネスのあり方論(商業スポ−ツ施設、プロスポ−ツ企業等) 特に、後半は「新たな組織論、政策論」及び「スポ−ツビジネスのあり方論」についての研究考察に比重を置いて活動を進めた。 3.平成10年度の研究活動の概要 最終年度は、各グル−プのこれまでの成果を統合し、生活者・生活構造とマルチなスポーツの関わりに着目した「マルチスポーツ享受モデル」、クラブ運営システムに着目した「マルチスポーツ運営モデル」、地域政策システムを意図した「地域支援モデル」、そして国の支援政策による「中央支援モデル」からなる4視点・4モデルと各事例の比較分析から地域社会を基盤とするスポ−ツ振興モデルを検討した。実査の対象事例は、公共スポーツ施設を中心とするマルチスポーツクラブ、民間スポーツ施設を中心とするマルチスポーツクラブ、プロスポーツを中心とするマルチスポーツクラブを中心に、関連的に海外の資料や情報による分析、さらに住民(消費者、活動主体)サイドのマルチなスポーツとの関わりの実態及び将来性に関するデータ分析結果を考察に加えた。 従来の複数種目の享受、施設中心型、地縁・土着重視、行政主導のマルチスポーツから、活動の主体である人(生活者、住民、消費者、支援者、ボランティア……)とスポーツの関わり方のマルチを中核にした新たな享受モデル、新たな支援モデルが提案された。しかしながら、人々の潜在的あるいは顕在的なニ−ズに比較して、現状では必ずしも支援システムが十分ではないこと、さらにスポーツ需要やスポーツビジネス需要に応じた明確なしくみづくりとマネジメントシステムの確立のために残された課題が少なくないことも指摘された。 | ||||||
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